
ストローを使わずダイレクトに飲む!! これがBROOKLYN SHOKUDOのSTYLEです。
BROOKLYN SHOKUDOではストローの提供は致しておりません。(一部メニュー除く)
理由は色々ありますが大きな理由として4つあります。
*時間に余裕のない方は『その3』だけでも読んで頂ければ幸いです。
その1)当店で提供するドリンクにおいて、抹茶に関しては純粋無垢な100%京都和束産の正真正銘本物の宇治抹茶を使用しておりますので底に抹茶が沈みやすくなっております。市販品のシロップではなく、そのほとんどで自家製シロップを使用するため、どうしても比重の関係で底に沈みやすい傾向にあります。
ゆえに当店ではメイソンジャーに蓋をしてゆっくりと上下逆さまにしながら飲んでいただけるようにメイソンジャーでストローの提供なしのSTYLEを取っております。
また炭酸類に関しては長い間お話されたとしても炭酸が抜けにくいように蓋のできるメイソンジャーを使用しております。蓋をするたびにストーロー外してストローの置き場所考えて…ってめんどくさいですよね。
実は、メイソンジャー はお洒落だからとか、流行ってるから、とかそんな理由で使用しているわけではないんです。どうやったら美味しく飲んでもらえるか?を考え抜いた結果なんです。
それからアイスコーヒーに関しては、香りの重要な要素である珈琲オイルを生かすために通常ではあまり使用されない抽出方法により提供する場合があり、グラスの底に珈琲の微粉が沈んでいる場合があります。
そこにストローを入れて吸い込むと底に沈んだ微粉のみをダイレクトに吸い込んでしまうなど珈琲本来の美味しさを損なう恐れがあるためストローの提供はいたしておりません。
その2)ストローを使わない方が繊細な風味や味わいを感じやすく断然美味しく飲めるから。
ワイン通や珈琲通、食通の方々はよく分かると思うんですが、ストローを使わず外気を取り込みながら、口内全体に液体を行き渡らせるように飲むほうが、断然素材感を味わうことができます。(ワインや珈琲、お茶などの製品の品質を審査する際にストーローを使用することがないのはそのためです)
その3)そもそも必要ないモノにも関わらず、ただ単にドリンクを飲む時にはストローを使うものだと思い込んでしまっていて、そのことに個人個人がそろそろ気がつくべきではないかと考えています。
『地球の環境破壊を無くすには、地球から人間を無くすことだ』と言った人がいます。私たちの存在自体が環境破壊なんです。私たちに必要なモノは仕方ないとして…せめて本来私達にとって不必要なもので環境破壊が起きるような事態だけは最低限無くしていくべきではないかと考えています。
ここで面白いエピソードがあるんです。
当店は2015年にオープンして6年以上になります。ドリンクの提供時には一貫して『メイソンジャー の蓋を開けて直接お飲みください。』と一言添えて提供しても、毎日数名の方が『ストローもらえますか?』と言われるんです。『口紅がつくから…』『飲んでる時にこぼれるかも…』『氷があたる..』など色んなそれらしいことをそれぞれの方が言われるんです。
…でも、今度はまったく同じ『メイソンジャーの容器 』で提供するアルコールドリンクになると… 誰も『ストロー無いですか?』と言わないんです。『口紅がつくから…』『飲んでる時にこぼれるかも…』『氷があたる..』など誰一人として言わないし、何も言わずに提供しても『うわぁ〜お洒落〜』などと言いながらストロー使わずにみんな楽しそうに飲むんです。笑
面白いですよね。みんなソフトドリンクはストローで飲まなきゃいけないものでアルコールはストロー使っちゃいけないものだと、勝手に思い込んでるだけ(刷り込まれているだけ)なんです。でも知られて無いだけでストローで飲むカクテルも沢山世の中にはあるんです。
ほとんどの人々には必要のない『ストロー』にも関わらず、必要と思い込んで無駄に大量消費している訳なんです。
必要ないものを作り続けてきた『大飽和時代』へのアンチテーゼの意味も込めてブルックリン食堂の『STYLE』として提案しています。
その4)世界中で最も普及した不必要な製品のひとつで環境に悪いから。
*当店だけではなく、世界中の『ストローっていらないんじゃない?』って思った人々の記事。
以下記事抜粋
<ナショナルジオグラフィックス2017.04.20記事引用>
1日5億本、「ストローいりません」が米国で拡大中/鼻に刺さったウミガメを助ける動画で加速、海洋ごみ削減に向けた不使用運動
ストロー不使用運動では、他の運動と違って法律や規制を変えようとしているわけではない。ただ単に、ストローを出されても「ノー」と言う習慣をつけようと消費者に促しているだけだ。運動が成功するとしたら、この点が功を奏するかもしれない。
1930年代、ストローといえば、レストランにある炭酸飲料の機械のそばで見かけるくらいのものだった。それが今では、ごく当たり前のようにどこにでもある。だがその一方で、最も普及した不必要な製品のひとつでもある。世界でどのぐらい使われているかというデータはないが、米国立公園局によると、米国だけでも1日5億本のストローが消費されている。しかし実のところ、医療目的以外で飲み物や水を飲むのにストローは必要ない。消費者はストローを使うのが当たり前だと思うようになり、なければならないものだと思い込んでしまいました。本当は、ほとんどの人には必要のないものなのですが…
ノー・ストロー・デー(香港)/YOURPEDIA記事引用
ノー・ストロー・デー(No Straw Day)は香港において展開されている環境保全運動。顧客から特に要望さた場合を除き飲食店でのストローの提供を自粛する内容である。香港の環境保護団体である『環保触党」が行った香港の飲食店で消費されるストローの消費量調査を行った結果、大型ファーストフード店グループで使用されるストローの消費量は85,000本、香港内の青馬大橋の全長に匹敵すると報告された。このストローの消費量を抑制することで環境保全を行う呼びかけに応じた香港内のマクドナルド及びケンタッキーなどの大型ファーストフード店を中心に毎月第2・第4月曜日に実施されている。
環保触覚の代表を務める譚凱邦は、ノー・ストロー・デーを契機に人々の習慣が変わるのを期待すると述べている。
以上、ブルックリン食堂がストローを提供しない4つの理由でした。
最後に…
環境を気にしてオーダー時に『ストローいりません 』って店員に告げる女性がいたら、なんかカッコイイと思いませんか?
そんなカッコイイ女性が一人でも世の中に増えていけばいいなぁ〜と個人的には思っております。😁