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『酸味の無いコーヒーを』と言われる件について

現在コーヒーを評価する7項目の評価基準の1つに

いかに良質な酸を持ち合わせているか?

というのが評価の対象になっています。

ですので大変評価の高い良質な豆には

必ず良質な酸が含まれています。

ある意味、酸味の無い美味しいコーヒーは

無いと言っても過言ではないでしょう。

 

『酸味の無いコーヒーを』と言われる多くのお客様の感じている

『酸味』とはおそらくコーヒー本来の持つ酸では無く

豆の保存状態、保存期間、輸送状態、等の様々な問題が要因で

酸化してしまった質の悪い豆に現れる

ネガティブな酸のことだと考えられます。

 

もちろん

コーヒー豆本来の酸が苦手と感じる方も中には少数いらっしゃいますが

まだまだCOFFEE本来の良質な酸に出会われていない方が多く、

酸をネガティブに捉えられているお客様が多くいらっしゃいます。

 

BROOKLYN SHOKUDOでは酸を含めたCOFFEEの素晴らしさ、

COFFEEってこんなに美味しんんだ!!

ということを一人でも多くの方に感じていただければと願い

日々活動しております。

 

COFFEEのある生活、CAFEのある生活が街の日常になることを願って…

 

スペシャリティコーヒーの7つの評価基準

1. カップ・クォリティのきれいさ

2. 甘さ

3. 酸味の特徴評価

4. 口に含んだ質感

5. 風味特性・風味のプロフィール

6. 後味の印象度

7. バランス

 

『3.酸味の特徴評価について』

コーヒーが如何に明るさを持つか。

明るい爽やかな、あるいは繊細な酸味がどれ程であるかが評価対象。

 

良質の酸味は、コーヒーに生き生きとした印象度を与え、

繊細さ、しっかりとしたバックボーンを与えるもの。

酸度の強さではなく、酸の質について評価をする。

 

反対に、刺激的な酸味、不快な印象度を与える酸味、

爽やかさ・キレの無い酸味、劣化した嫌な酸味は、

スペシャルティコーヒーには有ってはならない。